事実は小説よりも奇なり。木嶋佳苗を考える夜
もりー (@morymolly247↗︎)です^ - ^
親友にこんな本を借りました。
毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記という、女性が実際に木嶋佳苗の裁判を100日記録した本です。
女性目線で描かれているからこそ、男性とは違うであろう疑問に共感して、とても読みやすく、半々でわけ、二日で読み終えた。
木嶋佳苗とは、首都圏連続不審死事件と呼ばれているあのかの有名な事件です。
首都圏連続不審死事件(しゅとけんれんぞくふしんしじけん)とは、2007年(平成19年)から2009年(平成21年)にかけて発生した連続不審死事件。さいたま地方裁判所における事件番号は「平成21年(わ)第1809号等(詐欺、詐欺未遂、窃盗、殺人)」。
婚活(結婚活動)を利用した事件であることから、「婚活殺人事件」、「婚活大量殺人事件」、「婚活連続殺人事件」などとも呼ばれている。
引用:Wikipedia
実際に起きた事件なのに、こんなにも小説のストーリーであるような面白さがあって、どこかファンタジーチックな、木嶋佳苗のストーリーが、不謹慎にも、夢中に入り込んでしまった。
兎にも角にも、“木嶋佳苗という女”には魅力がある。
人が死んでいるというのに、どこか堂々としていて、本書にもよく出てきた言葉、そうまさに「ちぐはぐ」している感じ。
木嶋佳苗の普通の定義とは、結婚とは、色々と考えてしまった。
読んですぐの、整理もできていない状態ですが、読んだ後の素直に出てきた言葉たちを記録したくて、すぐにパソコンを開いた。
少しずつ整理していこう。
まず疑問に思ったこと。
木嶋佳苗は、なぜ、殺したことを認めないのか。
どう考えても、逃げられない。完璧とは言えない犯行をしているのに。
自分の生き方に、反省をしても、殺してはいないと最後まで言う。
何かを隠しているのか。それとも、最後まで維持を張っているのか。
まさかとは思うが、本気で殺してはいないと殺しているのに、思っているのか。
(虚言が癖になっている人は、嘘を真実として思い込む人が多い)
以前、百田尚樹さんの『モンスター』個人の感想と見解という記事を書いた。
これはフィクションであって、小説の中の世界のお話だけど、なぜ、多額のお金を手に入れて、整形をしなかったのか。痩せようとは思わなかったのか。
この考えが、一般的すぎて、きっと木嶋佳苗にはこんなことは、安い考えとでも思っているのではないかと思った。
事実、木嶋佳苗は、自分を誇りに思っていた。
高級デートクラブで、生計を立てられるくらい。
北海道から、東京に一人でやってきて、ファスト店をすぐに辞めて私には合わないと判断し、女を武器に生きることに決めたその決意は、人を殺してなければ、素晴らしいものになったのかもしれないのに。
本命と言われている彼には、偽名を使い、何もかもを偽った。
きっと、理想の自分を演出したかったのだろうけど、木嶋佳苗が、「タイプの男性だったので、でも結婚相手としてはありえない。だからこそ、ズルズル関係を続けてしまった」と言うような男性がいた時に、思ったことがある。
きっと、男性も女性も、求めるものが人それぞれ違うと思うのだけど、一人の人に欲しい何かが詰まっていることってなかなかなくて(例えば、包容力・容姿・高収入など)それをたくさんの人で補いたかったのではないかなと。
私も、自分の人生が一度だけなんて、どんな人生なら自分が満足できる人生になるんだろうって思うことがあって、でも、自分の人生は一度挫折したら、その挫折を修復できる魔法などない現実はわかっているし、だからこそ、失敗も受け入れて、どうやったらレベルアップしていける自分になるかを考えるしかない。そこから、満足できる理想の自分になれるかを考えることにした。(小説を書いているのは、そんなたくさんの人生を造り上げられる感があるからなんだと思う)
でも、木嶋佳苗は違う。
法廷でも、服に気を使い、髪を巻き、人に見られることを気にして。
サイコパスと一言では言えないような、、
木嶋佳苗と会った人間は、気さくな人だと。
惚れているわけではないが、もし自分だったら惚れかねないと言っていた。
悪魔こそ、優しい顔をして、女優になれるんだ。
天使ように笑う悪魔に、人の本質を見破れるようになりたいと心から思った。
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