Mory's Play Land

人生はドラマだ。

ももち麗子先生の“問題提起シリーズ”で考えさせられたこと

 

もりー (@morymolly247↗︎)です^ - ^ 

 

つい最近、ももち麗子先生が

8年ぶりに三文字シリーズの新作を出しました。ということで、最近ハマっているLINE漫画ですぐさま読了!

 

大人の問題提起シリーズ かわき (KC KISS)

 

問題提起シリーズが更にパワーアップ!!

大人の問題提起シリーズ「かわき」。

 

大人の問題提起シリーズ かわき (KC KISS)

大人の問題提起シリーズ かわき (KC KISS)

 

 

私の勘違いかな〜? 絵の雰囲気が破茶滅茶に可愛くなってました!

前から可愛かったけど、流行りが取り入れられている雰囲気がすごくより好みになっていました。

 

今回の新作は「パパ活」「婚活」「不倫」と世間で話題になっている問題を描いています。

 

ネタバレを含みますので、ももち麗子作品のネタバレを知りたくない方は注意!

 

今回は電子で買ったけど、他の作品は妹に預けています。

全ては持ってないのですが、大体は持っていたはず…。

 

ももち麗子先生の「かわき」の内容を簡単に記しておきます。

 

パパ活

最近は、何でもレンタルできる時代ですよね。

パパ活をする女の子は、“お金”ですが、パパ側の気持ちを考えたことはありませんでした。なぜ、世のパパ達は、彼女たちをお金で彼女たちの体でもなく、時間を買うのか。

今回のももち麗子先生の「かわき」では、そんなパパ側の裏を垣間見ることができます。

 

婚活

結婚することが目的なのに、ちやほやされることが目的になってしまう人やステータスにばかりこだわって、本質を見抜けなくなってしまう“婚活沼”にズブズブにハマってしまう物語です。

 

不倫

不倫は不倫でもただの不倫ではありません。

平和な家庭を持つ、主婦たちの不倫。

寂しさというかわきを埋めるような、不倫。

旦那は気づかない。まさか気づかないよね。

私と彼女は女性同士だもん。ラッキーだよね。

 

 

とまぁ、今回のかわきの物語は、美味しいところだけじゃない。危険を伴うよ! という、世に警告を与えてくれるような内容でした。ももち麗子先生の物語はそういう作品がとても多くて、だけどたまに笑いもあって、読みやすいです。

 

 

 

 

 


中学生の時、万引き問題の「こころ」を読んで衝撃を受けてから少しずつ揃えていきました。

 

こころ (ももち麗子) コミックセット (デザートコミックス) [マーケットプレイスセット]


登場人物に出てくるアズがカッコよくて、高校生の頃、メイドで働いていた時の源氏名にアズという名前をつけました。(笑)

 


トラウマになった「神様に見捨てられた20日間」や、(本当にこの作品だけは、一度読んだっきりもう二度と読めない…なのに鮮明に物語を思い出せるくらいに衝撃を受けた)「いたみ』」・「めまい」・「ひみつ」。
私の記憶に新しいのは「トモダチごっこ」かな。
麻薬や援助交際にレイプにいじめ。


様々な世の中の問題が詰まってます。

 

学生の頃は、知りたくないけど興味のあることが多いもんだよね。

他にも、ディープラブのシリーズとか読んでました。

 

Deep Love アユの物語 コミック 全2巻完結セット (KCデラックス)

 

こちらの作品は原作が小説で、漫画化しています。

「アユの物語」の他にも「ホスト」・「レイナの運命」・「リナ&マキ」・「パオの物語」などあり、話が繋がっているのもありでなかなか抜け出せなかった作品でもあります。

 

重さで言うと、ディープラブシリーズの方が重いのかもしれない。

一切笑いがない感じが。

 

 

話は戻って、ももち麗子先生のお話のほどんど救いがあるから読める気がする。

間違いや、不幸をそのままにしておかない安心感がある。

だから、中学生でも読めてたのかもしれない。

大人だったら綺麗事でしょ。って思ってしまうかもしれないけれど。

だからこそ問題提起シリーズは学生でも多少読みやすいようになっていたんだなと今になって感じる。

 

 

 

 

 

私が考えさせられたことの一つに「神様に見捨てられた20日間」・「いのち」では、間違いを正そうと注意する描写がある。

 

両者とも、正義なんだよ。

なのにも関わらず酷い仕打ちを受ける。

 

一週間以上私を苦しめた「神様に見捨てられた20日間」はできることなら読みたくない作品ではあったけれど、生きている上でそういうことは“あるかもしれない”

 

理不尽なことって生きていると実際にたくさんあるから。

この世の中にそういった事件が溢れているから、危険な人物は見えないふりをしとけになってしまう。

 

いじめも同じ原理かもしれない。

いじめを止めようとしたら、自分に被害が被る。

 

しかし、複雑だ。

 

私が言いたいのは、少女漫画が好きな私にとってヒーローが悪役を懲らしめるのはまさしく王道的な展開であって。憧れてしまう部分ではあるのだけれども。

 

もし実際に憧れてるからといって、彼氏に「今のやつ、万引き犯だよ!捕まえてきて」「よっしゃ! おい! お前、何してんだ」「ああん?? お前誰に向かって物言ってんだ、おら」な展開は全然あるわけであって。

 

物語通りに悪役が「ひ〜ん、ごめんなさ〜い」ってなれば良いけど。

 

 

もし、そうじゃない場合は?

 

物語では悪役だったのかもしれない。

けど、実際現実にいる悪いやつ、犯罪者はいるじゃないか。

 

もし、私の、その「一言」が。

私や彼氏の発言で運命が変わったら?

 

悪いやつが、

「ああん?? お前誰に向かって物言ってんだ、おら」

「ひ〜ん、ごめんなさ〜い」

 

ってなった後、

 

 

「あいつ、俺に恥かかせやがって。絶対に許さねえ。

殺してやる

 

 

ってなったら?

 

・・・・(°▽°)

 

私なんか、少女漫画に憧れすぎて主人公のすることは絶対!ってところがあったから、この理想主義をぶっ壊してもらえて良かった。というのはある。

 

黙っておいた方が良かった。ってこと、あるかもしれないから。

 

本当にこんなこと言ったらダメなんだけど、「神様に見捨てられた20日間」はおすすめしたくない。この意味をわかってもらえるのには「いのち」をおすすめする。

 

いのち (ももち麗子) コミック 全5巻完結セット (デザートコミックス)

 

 

『神様に見捨てられた20日間』は目を伏せたい内容で。

非道すぎて、よく少女漫画として発売したな…と思ってしまうくらい残酷。

 

 

ももち麗子先生の作品に、私の心の中で賛否両論会議が行われる時もあるけれど。

 

残酷なのに、最後はちょっぴり重たさをなくすハッピーエンド感。 

少女漫画だからこそ、絵が可愛くて読みやすいのかと思います。

 

 

 

 

 

妹に預けていた漫画を出してもらいました。

 

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妹のクローゼットにあったももち麗子作品の一部

 

なぜ、こんなにもカバーがないんだ…涙

妹に貸すと大体綺麗には返ってこない。あるある?

 

 

久しぶりに何巻か読み返してみたれど、やっぱり身近にあるようでリアルなのがずっしりと胸の奥に残る。

 

 

忘れられない一コマ。

 

他の作品だって、数年も前に読んだのにほとんどの話を思い出すことができる。

 

世の中の問題・危険が知りたい方にはおすすめしたい。

人ごとではない話がたっぷり詰まってます。

 

そんなももち麗子先生の作品で考えさせられたことでした。

 

関連記事:セクハラやパワハラの痛みを知ってほしい。ももち麗子先生の「さけび」はどうにもならないさけびを変えてくれた闘いの記録だ。  

 

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