長江俊和著小説シリーズ考察と感想【四冊分まとめ】
もりー (@morymolly247↗︎)です^ - ^
※2018-09-05に加筆されています
事実を積み重ねることが、必ずしも真実に結びつくとは限らない。
でお馴染みの、放送禁止シリーズで有名な長江俊和さん!!
大ファンなんです。
とは言っても、放送禁止は1と2を借りてみただけ。
私がもっとも好きなのは、長江さんの小説です。
放送禁止シリーズは知っていたのですが、小説の存在を知らなくて、今年に入ってから『出版禁止』に手を出しました。
もう読み返せないほど怖いのだと聞いていたので、ドキドキしながらゆっくりじっくりと読みました。
色々な方の考察ネタバレ記事を読んで、皆さん考えが多種多様に違って面白かったので私も書いてみたくなって書いてみました。
感想と微かな考察です。
(読んだ方にしかわからないので、気になった方はぜひ読んでみてください!)
出版禁止
※以下、感想とともに完全なるネタバレをしていますので、未読の方は注意が必要になります。
途中から、七緒消えた?と。
言葉が少なすぎる。
そして、その謎は最後の長江さんの解説で分かりました。
「怖っ」
引き戸ばかりの家なのに、ドアを開けてという表現。
その訳とは、冷蔵庫を開けて話しかけていたっていうのが鳥肌立ちました。
そして、突然のカニバリズム。
なぜそうなったのか。
にしても、若橋が七緒に恋に落ちた時
「おいおいおいおーいっ」
そこで恋に落ちるのね。
戸惑いと驚き。恋は突然に始まるね。
(脳内でこれが流れてしまったヨ)
にしても怖い箇所が多すぎて、まとめられない。
しんどうななお→どうなしおんな
になったのがとっても怖かったです。
え、これは偶然?と思って調べたら、アナグラムというものらしい。
言葉遊びみたいな。
読み終わった瞬間、もう今日寝れない!!!!
ってなるほど怖かったです。
寝る前に読んだのが誤算でした。
出版禁止は、何日間も引きずったなぁ。
そして、他のも読んでみたくなって今のところ計五冊読みました。
その中の一冊は、放送禁止の小説版だったので飛ばします。
(何度見ても、読んでも大家族のは怖いし印象に残る作品でした)
東京二十三区女
次に読んだのは、こちら。
夏におすすめしたい本ランキング1位です。
読書感想文を書くなら私はこれを書く。
東京に生まれ、育った私ですが、知らないことばかりだなと思いました。
しかし、この本のおかげで東京に少し詳しくなれました。
ああ、とっても面白かったなぁ。一気に読んだもの。
短編なので、印象に残った箇所を。
板橋区の女
最後の一文が印象的でした。
「妻には過去のゆか 憂い怒る怖い。かなし」
つまにはかこのゆか うれいおこるこわい。かなし
主人公は、薫。
か お る
か を おる
かをなくす?
つまにはこのゆ うれいおこるこわい。なし
妻には、この幽霊 怒る 怖い 話 ・・?
ひえええ! 「え…?」
ってなったけど、この考察は合ってる??
渋谷区の女
圧倒的に理解ができなかった話かもしれません。
最後の叫びはどういうことだろう?
母親と洞窟の中で再会して、細い腕に抱かれて歓喜の叫びなのか恐怖の叫びなのか…?
どっちなのだろう。
港区の女
圧倒的に一番面白かったです。
タクシー運転手とIT関係の男性の話。
これは小説だからこそ楽しめるお話だなと思いました。
長江さんのインタビューを見つけました。
【長江俊和 インタビュー 東京二十三区女】で検索してみるとあります。
このインタビューで、港区の女の逆バージョンの意味がわかりました。
あの親子はやっぱり、死んでいたのか。ということが分かった。
そして、このツイートを長江さん御本人からいいねとリツイートして頂きました。
(ツイッターが変わり、今現在はありません::)
でも\ 歓喜 /ありがとうございます!
江東区の女
これも面白かったなぁ。
ゴミ処理場×浮気の話です。
二つの話が一つになるという面白さ。
因縁試合でした。
品川区の女
警察がストーカーに合う話。
東京二十三区女の主人公であるライター璃々子とその先輩もここで登場。
そこで、 璃々子が独り言を言っている=先輩は死んでいる ということがわかる。
なぜ、璃々子が東京二十三区を回っているのか。
その謎がわかるのです。
だがしかし、続編ありそうなないような終わりでした~。
他の区の話とかも読んでみたいな~。
掲載禁止
続いては、こちら。
考察ネタバレブログがもっとも少なくて、いつかブログで書きたいと強く思った掲載禁止。
本当にわからなくて、気になるので知恵袋で聞いたのにも関わらず答えがありませんでした。
印象に残った箇所と、感想を書いてみます。
こちらも、短編です。
原罪SHOW
Ki SHOW Ten 2 という文字、並び替えるとこうなります。
この順に読めばわかるという、時系列系でした。
小説ならでは、これこそ小説の面白いところを利用した面白さでした。
二度おいしいやないけ。
人の死ぬ瞬間を見に良くツアーなんて悪趣味すぎ。
マンションサイコ
「禁止会議」チャンネル登録者限定映像『MANSION PSYCHO』7月31日(月)再配信決定
読んですぐくらいに長江俊和さんのYouTube、禁止会議で告知なさってたのですが。。
「見逃した~~~~~~」
(T_T)大粒の涙。
掲載禁止のもくじを見て一番面白そうだなって思って読んでみたら、案の定面白かった話です。
登場人物の時間軸がまたまた違って面白い。
まるで自分がのぞき見をしているような感覚を味わえました。
※2018/9/4 上がってました!!
杜の囚人
これで、もりって読むのか。と調べてわかった作品でした。
(笑)バカ丸出し
戸惑いながら読み進めたけど、結局どっちがっていうのはなくて、これも本ならではのトリックが仕掛けられていて面白かった。
女性だと思って読んでいたのが、女装した男性っていうのめっちゃ怖くないですか?
斯くして、完全犯罪は遂行された
かくして、完全犯罪は遂行された。ね。
これも最初読めなかった。
う~ん、深い。
洗脳される怖さと、一度洗脳されたらもう戻れない怖さ。
洗脳って怖い。
最後のラスボス感がとても良かった。
掲載禁止
全然わからなくて2回読み返したら、やっとわかったお話。
女性が一人ではなく、二人いるという錯覚させるトリック。
びっくりするよ~
尚子 なおこ、しょうこ
う~ん、難しい。
だがしかし!楽しい!!
もっと読みたい。
これ、さっき知った!!
探して見つけたら読みます!
(2018/06/06▷今現在読み終えているのでご紹介させてください)
検索禁止
怖さでいうと圧倒的に一番怖い本でした。
ぶっちゃけ飛ばしたところもあります。
(長江さんごめんなさいビビリなもんで::)
ただし、過去作を読んでいるファンには嬉しい!!
『放送禁止』『出版禁止』『東京二十三区女』の制作経緯が!!!!
これだけで読んで良かったと思えました。最高です。ありがとうございます。
東京二十三区女は全部の区を書きたいとご本人様もおっしゃっていたので、もしかしたらもしかすると続編が出るかもしれませんね。
楽しみに待っています。
ではでは
どどっと、長江氏の小説四冊分の考察と感想でした。
ほぼ感想じゃないけ!ということは触れないでください!!
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